シンプルライフにおける「制限する」こととは?
レオ・バボータ「減らす技術」を読みました。
人間の時間とエネルギーは有限であり、本質に向かうことに注がなくてはいけない。
この本で学んだことを一言で言い表すとすればこう集約されると思います。
いろいろな啓発本が「仕事、プライベートを効率化してどのように時間を盗み取っていくか」を主軸に据えているのに対してこの本は「有限である時間とエネルギーを何に当てていくか」ということに主軸を据えているという点で面白いと感じました。
さてこの本で繰り返し主張している「6つの原則」は
- 制限する
- 本質に迫ることだけ選ぶ
- シンプルにする
- 集中する
- 習慣化する
- 小さくはじめる
ということですが、今日はこれの「制限する」という項目に対して考えてみます。
一番最初に「制限する」ということですが、まずここがかなり難しいポイントなのではないかと私は考えるのです。
「制限する」ということは自分に限界があることを知っている必要があり、それにはまず限界まで挑戦することが必要であるからです。
例えば「自分がどこまで寝不足が耐えられるのか」や「1日にどれくらい仕事ができるのか」などを知ればより的確に制限するということができるのです。
そういえばシンプルライフで有名になった人もなんだかんだゴチャゴチャした物の多い生活を送ってきた過去があるのではないかと思うのです。
断捨離、シンプルライフで超有名ブログなんにもないぶろぐのゆるりまいさんも汚部屋時代があったというエピソードがありました。
シンプルライフを極めるのにあたって必要なことは何かを一生懸命追い求めて、何かを手に入れようとすることが必要で、それが本当の最初のステップなのではいかと考えるのです。
以上、今日はシンプルライフについて考えてみました。
periがお送りしました!
ちなみにレオ・バボータ関連書籍の和訳サイトはこちら(Renji Talk Home)になります。私も何度も読んで大変お世話になりました。
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